第8回日本薬学教育学会大会

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ワークショップ 1
8月19日(土)10:20〜12:20
<50名>
チーム基盤型学習の準備確認テスト作成・実施システム“Instant Feedback Test Creator”を体験してみよう!
<オーガナイザー>
木藤 聡一
北陸大学薬学部 薬学教育研究センター
要旨

チーム基盤型学習(TBL)は、近年多くの教育機関で導入されるようになりました。TBLは「予習」→「準備確認テスト(IRAT、GRAT)」→「学習内容の応用」の順で進行します。このうち、GRAT(TRATとも呼ばれる)では、「スクラッチカード」の使用が一般的であり、解答者がその場で解答の正誤を知り、正解に到達するまで自分たちのペースで議論できるメリットがあります。しかし、スクラッチカードの作成には、労力と費用がかかる点が問題でした。
そこで私たちは、全国の教育機関でTBLを導入する先生方の労力と費用が省けるように、紙ベースでなくweb上から、誰でも簡単に、スクラッチカード方式で解答可能なテストの作成・実施ができるシステム“Instant Feedback Test Creator”を新規に開発しました。現在、北陸大学のHPから「オープンエデュケーション」として無償提供しています。
本ワークショップでは、本システムを今後の教育活動にご活用頂けるように、本システムによるテストの作成・実施・集計操作について、実際に体験する機会を提供します。

ワークショップ 2
8月19日(土)13:30〜15:30
<20名>
薬学教育の将来を切り開く第一歩として~アンケート作成ワークショップ~
<オーガナイザー>
串畑 太郎
摂南大学 薬学部
上田 昌宏
摂南大学 薬学部
永田 実沙
和歌山県立医科大学 薬学部
要旨

さらなる充実・発展が求められる「薬学教育」の領域で教育・研究活動を行う若手研究者は、個人では模倣するべき先人を広く探すことも難しく、薬学教育に対する理解を深める機会が非常に少ない。これからの薬学教育を担っていく若手が「継続可能で魅力的な教育を実践したい」、「教育研究にチャレンジしたい」と思ったときに、薬学教育という領域に対する理解を深められ、若手同士の交流や誰かに相談できる環境が必要だと考える。その環境整備を行うためにニーズ抽出に向けたアンケート作成ワークショップを企画した。当日は、SGD形式で「薬学教育の未来について、どう思ってる?なにやりたい?何学びたい?」をテーマに、先人から若手に伝えたいこと、若手は先人から学びたいことを討議する。SGD内での話題や発言から若手参画のためのキーワードを抽出する。その中からFaculty Development(FD)や卒後教育に向けて、若手薬学教育者養成に必要な取り組みや事業を見出し、アンケート作成を目指す。その後は、薬学教育関係者を対象に作成したアンケートを実施し、最終的にデルファイ法を用いて薬学教育の未来に対し共通した見通しを得る。将来的には学会等における交流集会の定例的な企画・運営、ニーズ調査に基づいた若手研究者が求める研修の実施、FDとしての企画立案、ML等を用いた学術情報や活動の周知を通して、若手研究者の教育・研究活動の促進に努める。

ワークショップ 3
8月19日(土)16:00〜18:00
<40名>
新コアカリ準拠:現場での実践につながる「研究倫理教育」を考えてみよう!
<オーガナイザー>
有田 悦子
北里大学薬学部
竹平 理恵子
北里大学薬学部
要旨

「薬学教育モデル・コア・カリキュラム令和4年度改訂版」(R.4コアカリ)において、薬剤師に求められる倫理に関する内容は「B社会と薬学」にまとめられている。B領域は薬剤師としての人間性・社会性を育み、医療現場や地域社会における薬剤師の活動の基盤となる学修領域である。特に倫理は薬剤師としての人間性・社会性の基盤となると共に、臨床現場において直面する課題解決の際の判断基準としても重要である。そのための倫理教育は、知識の暗記に留まらず、時間をかけて学生の自覚や価値観の形成を促していく必要がある。
2021年3月に日本薬学教育学会倫理教育委員会が全国薬系大学を対象に実施した「薬学部における倫理教育とその評価に関する調査」では、「倫理系科目の設置状況は1,4年次で高く5,6年次で低いことが明らかになったが、倫理的な感受性を培うためには6年間通しての教育が重要であり、実務実習後の教育強化が必要だと考える1)
R.4コアカリでは、責任あるカリキュラム運用のための自由度が増しており、学習プログラムの構築は各大学に委ねられている。そこで本ワークショップでは、薬局での臨床研究インフォームド・コンセント場面を題材に、学生が自らの頭で考え臨床現場での実践につながる学習プログラムを参加者と考え、各大学の教育カリキュラムへ還元することを目的とする。なお、本ワークショップで使用する動画は、参加者にお持ち帰りいただく予定である。

1)有田悦子、竹平理恵子、石川さと子、亀井美和子、田村豊、中田亜希子、乾賢一、薬系大学の倫理教育に関する調査(その1)~倫理教育の現況~、日本薬学会第143年会

ワークショップ 4
8月19日(土)10:20〜12:20
<35名>
薬学部35大学の入学前教育事例より「薬学のための基礎学力向上施策を考える」
<オーガナイザー>
熊澤 美裕紀
明治薬科大学 客員教授
深澤 昌史
長崎国際大学 薬学部 教授
樋口 啓司
株式会社ナガセ東進ハイスクール大学事業部 上級部長
要旨

入試方式が多様化し様々な学力の学生が入学するようになり、入学前教育の重要性が高まっている。入学前教育の目的としては、未履修分野の学習、学習習慣の定着、専門教育への接続、などがあるだろう。薬学系では、高校で数学IIIや物理を履修していない生徒や指定校推薦などの合格者に対し、予備校などと連携して入学前教育を行っている事例が多くある。このような入学前の大学からのアプローチは、大学とつながっているという意識や学習のモチベーションを維持させ、さらに大学は学力レベルに応じた教材を選択し提供することで、入学後の勉強に対する不安を解消することもできる。
しかしながら実際は入学前教育だけで十分な基礎学力向上が果たせるわけではなく、プレスメントテスト、リメディアル教育や初年次教育を通して基礎学力を固めていく必要がある。本ワークショップでは、これらをキーワードに各大学の現状についてグループディスカッションを行う。

ワークショップ 5
8月19日(土)13:30〜16:00
<40名>
薬学実務実習における多職種連携と教育を実践してみよう~災害医療編~
<オーガナイザー>
段林 正明
神戸大学医学部附属病院
津田 真弘
京都大学医学部附属病院
要旨

近年、導入された改訂薬学教育モデル・コアカリキュラム(改訂コアカリ)は、2024年度より再改訂を迎える。改訂コアカリに準拠した薬学実務実習に関するガイドラインでは、「⼤きく変貌する社会で活躍できる薬剤師を想定した教育内容」が改訂内容の中核として考えられている。そのため、多職種との連携をより発展させる教育を目指し、医師・歯科医師のカリキュラムとの一部共通化が図られている。これまで、我々は、日本薬学教育学会大会において、大学教員と臨床現場の薬剤師が互いに理解しあい、より良い薬学教育を実践するための一助となるようなワークショップを開催してきた。その中で、参加者の事後アンケートから「実務実習における実習生へどう教えたらよいかについてディスカッションしたい」という意見が多く見られたため臨床教育を充実させるための今後の課題とした。昨年は、実務実習において遭遇するであろう典型的な症例として心不全を題材とした。今年のワークショップでは、再改訂後のカリキュラムには項目として記載されているが、実務実習においては導入が難しいとされる災害医療を題材とした。災害医療では、薬剤師による心構えと初期対応と準備と実践において、多職種との連携が重要となる。このような事象から、実践的に何を学び、何を感じ取って欲しいかをワークショップ前半で整理する。その上で、ワークショップ後半に実務実習生に対して、それをどう伝え、どう学ばせるかを参加者の皆様とディスカッションしていきたいと考えている。今回、再改訂後のカリキュラムの医師などとの共通化のように、本ワークショップが大学教員と現場の薬剤師が実習生への教え方について意識を共有する場になればと考えている。

ワークショップ 6
8月19日(土)13:30〜15:30
<15名>
これからのデジタル教育を考える ~オンライン服薬指導の教材を使って~
<オーガナイザー>
長谷川 洋一
名城大学 薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター
牛田 誠
名城大学 薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター
要旨

近年、様々な分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されており、AIが日常生活に浸透しています。コロナ禍においては、医療分野では、2020年から外来患者へのオンライン服薬指導が調剤報酬として新設され、教育分野ではオンライン講義、オンライン学会があたりまえになるなど、社会全体が急速にデジタル化に向かっています。
教育のDXが進むことで、従来の講義室での講義や演習では難しかった学生一人ひとりに合わせた指導が可能になり、学生の学習データの蓄積や成績処理などの業務の効率化も可能となることが考えられます。一方で、インフラ設備の遅れや、指導者側の知識や経験不足等の課題に加え、その教育効果を検証することが急務だと考えます。そこで、教育現場でのDXの進め方について、皆さんと考えてみたいと思います。本ワークショップでは、教育DXの一例として、AI技術を利用したAIオンライン服薬指導トレーニングシステムをご紹介し、参加者の皆様に体験していただきます。その体験をもとに、教育DXのメリット、デメリット、薬学教育への応用可能性についてグループでディスカッションし、これからのデジタル教育について考えてみたいと思います。なお、参加者には、通信機能のあるPCを各自でご持参いただきます。

ワークショップ 7
8月19日(土)16:30〜18:30
<30名>
医療特化型EdTechを用いた思考の可視化とその教育活用事例の体験
<オーガナイザー>
上田 昌宏
摂南大学薬学部
牛尾 聡一郎
福岡大学薬学部
木村 郁哉
岡山大学病院 薬剤部
青江 麻衣
兵庫医科大学薬学部 薬学教育センター
要旨

EdTech?あまり聞きなれない言葉かもしれません。教育(Education)×テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みを指します。本ワークショップでは、岡山大学が開発した学習支援アプリケーション(アプリ)「Medical-VISTA」を用いて、EdTechを体験いただきます。これはパソコン、スマートフォン、タブレット上で動作し、出題される問題は、薬剤師が日々の業務で経験する内容で構成されています。ただし、一問一答のような単純な問題ではありません。学習者は、実際の臨床現場にいるかのような体験をすることができます。問題に対して、問題解決に向けた行動が選択可能で、そのため数多くの分岐(検査値を確認、面談する、薬歴を確認等)を用意しています。選んだ回答によって、画面に表示される解説(フィードバック内容)が異なります。問題は、薬学教育モデル・コアカリキュラムに基づく代表的8疾患を中心に作られています。このアプリは、薬学生の学習支援だけでなく、薬剤師の生涯教育の一助にもなると考えています。
本アプリの特徴的な点は、選択した行動や回数、回答内容から予測された回答者の思考や行動の特徴を分析できることです。得意や不得意な領域を可視化し、自身の学習方向性を認識することが可能です。臨床現場そのものではないものの、臨床現場に近い学習機会を学生に提供でき、また薬剤師が自己分析に活用することで、自己研鑽のきっかけとなります。新たな学習支援ツールの体験を通して、EdTechを利用した教育手法を体験してみてください。

ワークショップ 8
8月20日(日)9:00〜11:30
<36名>
薬効および副作用の確認について体験が可能な薬学シミュレーション教育
<オーガナイザー>
徳永 仁
九州保健福祉大学薬学部薬学科臨床薬学第一講座
要旨

現在の薬学教育モデル・コアカリキュラムでは、公平で幅広く参加・体験できる実務実習を目的として、代表的8疾患「がん,高血圧症,糖尿病,心疾患,脳血管障害,精神神経疾患,免疫・アレルギー疾患,感染症」が提示されている。代表的8疾患については、実務実習においてこれら疾患を持つ患者の薬物治療に継続的に広く関わることと掲げられている。そして薬剤師として必要な薬物療法の基礎について、知識だけでなく実際の患者体験から学ぶことが推奨されている。しかしながら、現段階ではすべての実習生が代表的8疾患すべてに関わることは難しい。これまでに我々は、患者シミュレータを使用して病態の表現、薬物投与後の効果や副作用の確認についての体験が可能なシナリオプログラムの作成と公開を行ってきた。また、フィジカルアセスメントに関するe-ラーニング教材の開発も行ってきた実績がある。そこで、代表的8疾患に関する病態、薬物療法の効果や副作用の確認が体験できるシナリオプログラムを作成し、薬学シミュレーション教育の教材としてホームページにおいて一般公開してきた。本ワークショップでは高機能患者シミュレータである“SimMan3G”を使用して、代表的8疾患について患者背景や処方せんを示しながら薬物投与前後による病態変化、薬効および副作用の確認のシミュレーションを行う予定である。なお本内容は、九州保健福祉大学薬学部薬学科「実務実習事前学習Ⅱb(ベッドサイド実習)」においてフィジカルアセスメントスキルの取得を目的に実施しているものである。なお、シミュレーションは繰り返し学習が重要なため、同内容についての動画も制作して研究室ホームページ内で公開を行っている(https://simlab.phoenix.ac.jp/)。ぜひ合わせて活用いただきたい。

ワークショップ 9
8月20日(日)13:40〜16:10
<20名>
薬学教育と実践をシームレスにつなぐ ~実臨床におけるTDMの実践と普及を目指して~
<オーガナイザー>
城野 博史
熊本大学病院 薬剤部
要旨

医療現場において薬剤師が担う業務の一つとして、治療薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring: TDM)がある。TDMとは、薬物治療における治療効果や副作用に関する因子をモニタリングしながら、それぞれの患者に最適化した薬物投与を行う個別化医療の一環である。実臨床では、薬物血中濃度と治療効果・副作用との間に関係が認められる薬物を対象に、血中濃度測定結果と臨床所見から投与計画の提案が行われている。TDMは薬学特有の領域であり、薬剤師が中心的な役割を果たすべき領域である一方、実際には施設・環境の整った一部の施設での実施に限られるケースも多く、TDMの実践・普及にはいまだ大きな課題がある。
そこで、本ワークショップでは、ハンズオンセミナー形式にて、薬剤師の強みであるTDMの実践・普及を目指した取り組みについて紹介する。第1部では、武蔵ヶ丘病院薬剤部長・畑本慶太先生をお招きし、「Re:ゼロから始めるTDM生活 ~薬学教育と実践をシームレスにつなぐ~」というタイトルで、熊本大学病院との共同研究によりLM1010高速液体クロマトグラフを導入し、自施設での薬物血中濃度測定の実践・稼働するまでの経緯・経験談についてご紹介いただく。第2部では、実際に「LM1010日立高速液体クロマトグラフ」を用いて参加者の皆様に薬物血中濃度測定を体験していただき、実臨床でのTDMの実践を想定した薬剤師養成教育を行う。
薬学教育と実践をシームレスにつなぐ取り組みの継続が、高度化・多様化の進むチーム医療において、薬剤師の一番の強みであるTDMの実践・普及につながることを期待している。

運営事務局
株式会社コンベンションサポート九州(学会サポートセンター熊本)
〒862-0975 熊本市中央区新屋敷1-14-35
クロススクエア熊本九品寺7階F号室
TEL:096-373-9188
FAX:096-373-9191
E-mail:jsphe2023@higo.co.jp
大会事務局
熊本大学薬学部・大学院生命科学研究部
臨床薬理学分野内
石塚洋一、近藤悠希
〒862-0973 熊本市中央区大江本町5-1
E-mail:jsphe2023@higo.co.jp
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